2019/01/14現在、 オクラホマシティ・サンダーは、2018-19シーズンの82試合中、42試合を消化しました。シーズンの半分を過ぎたので、サンダーファン視点で、ちょっと振り返ってみたいと思います。
サンダーの成績
26勝16敗。現在、ウェスタンカンファレンス3位です。開幕からまさかの4連敗を喫し、リーグ最下位となるという、波乱の幕開けとなりました。ファンとしても予想外過ぎて、プレーオフ厳しいかもと思ったのは、内緒の話。
そこから、スターティングラインナップを、パトパタからジェラミに変えたところ、一気に7連勝し、勢いに乗ることができました。こう見ると順調のように思えますが、サンダーは、今シーズンの前半戦に、とある問題に悩まされました。
サンダーの怪我人問題
まずは、ウェストブルック。開幕からの2試合を欠場後、復帰しましたが、11/6のペリカンズ戦で足首を負傷し、2週間離脱してしまいました。
ただ、シュルーダーがその穴を埋める活躍をし、ウェストブルック不在の6試合を5勝1敗で乗り切ってくれました。また、フェルトンがバックアップにいたのも大きかったと思います。ウェストブルックのケガは、ほんとヒヤッとしましたが、大事に至らなくて何よりでした。
その後、今度はファーガソンとディアロが、11/22のウォーリアーズ戦で、共に足首を負傷し、しばらく離脱してしまいます。その時も、ルワウやネイダーといった選手がステップアップして、穴を埋めてくれました。SGがいっぱいいて、良かった。
また、最近では、1/9のウルブズ戦で、ノエルがウィギンズのダンクをブロックしようとして、運悪く、ウィギンズの肘が頭に入ってしまい、負傷退場してしまいました・・・。
倒れた直後、意識が回復せず、大事に至らないか、心配されましたが、診断結果は脳震盪だけで、他に骨折などの異常は見られませんでした。本当に、良かった…。
ノエルとディアロの負傷は、最初とてもヤバそうにしか見えなかったので、比較的軽傷で済んだのは、不幸中の幸いでした。
そして、忘れてはいけないのは、サンダーのエースストッパーである、ロバーソン。昨シーズンに負傷してしまい、今シーズンの12月に復帰とみられていましたが、状態が悪化してしまい、1月中旬以降に復帰となってしまいました。
とはいえ、無理して復帰しても、またケガしてしまう可能性が高いので万全の状態になってから、復帰してもらえればと思ってます。今は無理して復帰するほど、チーム状態も悪くないしね。
最後に、今気になってるのは、アブリネス。12/24のウルブズ戦を最後に、欠場が続いています・・・。最初は、体調不良での欠場でしたが、最近は個人的な事情での欠場が続き、ちょっと心配です。
チームに合流したという情報もあったのですが、その後も現在まで欠場が続いているので、どんな状況か気になるところです。アブリネスも、サンダーに必要な存在ですからね・・・。
サンダーのスタッツとチームスタイル
次に、サンダーのスタッツについて、主要なものをまとめてみました。なお、 スタッツは、2019/01/14時点のものです。
項目 | 確率 | リーグ順位 |
FG% | 45.7% | 17位 |
FGA | 93.4回 | 3位 |
2P% | 51.6% | 15位 |
2PA | 63.6回 | 5位 |
3P% | 32.9% | 30位 ※最下位 |
3PA | 29.8回 | 21位 |
FT% | 70.8% | 27位 |
オフェンスリバウンド | 12.5 | 1位 |
ディフェンスリバウンド | 36.0 | 10位 |
スティール | 10.2 | 1位 |
ブロック | 5.5 | 10位 |
ターンオーバー | 14.1 | 19位 |
得点 | 112.8 | 15位 |
オフェンス・レーティング | 109.25 | 19位 |
失点 | 107.4 | 10位 |
ディフェンス・レーティング | 104.02 | 1位 |
※オフェンス・レーティング、ディフェンス・レーティングは、それぞれ100回のポゼッションでみた平均得点・平均失点を表します。
スタッツより分かる通り、スリーの確率がリーグ最下位です。サンダーファンの方なら、ご存知というか、痛感しているかと思いますが、サンダーはスリーが入りません!本当にビックリするほど、入らない。試合見てると、リーグ最下位なのも納得。数字は嘘つかない。今期のウェストブルックが、3P 23.3%と絶不調なのも影響してます。
ただ、スリー入らないけど、3GAがリーグ21位であることから、そんなにスリーを打ってないので、致命的ではありません。もちろん、スリー入らないのは、苦しいけど。
また、FGAがリーグ3位であることから、オフェンスの回数が他のチームより多いです。何故かと言うと、この2つが原因として考えられます。
- オフェンスリバウンドが多い
- スティールが多い
どちらも相手のオフェンス回数を減らすとともに、自分たちのオフェンス回数を増やすことにつながってるんですね。
なので、今期のサンダーは、ディフェンス頑張って、失点を減らすとともに、オフェンスの回数増やして、シュート入るまでたくさん打っていこうというスタイルで、頑張ってます。
まぁでも、ノーマークのスリーがなかなか入らないのは、何とかしてほしい。
後半戦に向けての改善点
管理人が改善してほしいと思う点は、これです。
「フリースローが入らない」
先程は触れませんでしたが、フリースローの確率は、70.8%(リーグ27位)。低い原因は、FTA(フリースローの回数)が2以上で、チーム平均より確率が低い選手がいること。 アダムスとジェラミ、そしてウェストブルック。
■アダムスのFTAとFT%
FTA:4.7本, FT%:55.2%
■ジェラミのFTAとFT%
FTA:2.8本, FT%:69.5%
■ウェストブルックの FTAとFT%
FTA:5.5本, FT%:63.1%
ただ、キャリア平均のFT%と比べると、アダムスは56.5%で、そんなに変わらず、ジェラミが64.7%なので、今シーズンはかなり改善されています。
という訳で、1番改善が必要なのは、ウェストブルック。キャリア平均だと、80.7%なので、今シーズンの数字は、かなり落ち込んでしまってます。
昨シーズンのルール改正により、今までやってたルーティンができなくなり、昨シーズンは73.7%と確率を下げてしまいましたが、今シーズンは63.1%と、さらに下げてしまっています。
今シーズンにケガしてしまった影響もあるのか、スリーの確率もかなり下がっており、シュートに苦しんでいるウェストブルック。
後半戦、勝っていくためにも、彼のシュートタッチが良くなることを祈るばかりです。頑張れ、ウェストブルック。いや、十分頑張ってるんだけどさ(苦笑)
今回はチームとして振り返ってみたので、次回は選手個人を振り返ります。