前回、アダムスが2月に入ってから、スタッツが落ちていることを書きました。実は、人知れず苦しんでいたアダムス。
アダムスの疲労がたまっているのも一因だと、管理人は考えまして、もっとノエルを出してほしいなと思ってます。シーズン序盤から、結構思ってたんだけどね(泣)
ドノバンは、ノエルをあまり長く出しません。これに関しては、ちょっとドノバンの考えが分かりません(汗) ここに断固たる決意は不要なんだ!
とはいえ、ドノバンがノエルの出場時間を長くしないのは、何かしら理由があるのかもしれません。管理人は素人だから、見えてないだけかも。ということで、とりあえずスタッツを見てみましょう。「とりあえずビール」みたいな感じで、なんかすみません(苦笑)
ノエルのスタッツを見てみよう
今シーズンのノエルのスタッツを、せっかくなので、アダムスと比較してみましょう。スタッツは、今日のスパーズ戦までのデータです。
毎度申し訳ないけど、スタッツについて先に補足しておきます。
Gが出場試合数で、MPが出場時間、PTSが得点、
ORBがオフェンスリバウンド、TRBがトータルリバウンド、
ASTがアシスト、STLがスティール、BLKがブロック、TOVがターンオーバー、PFがファール数です。
FG%~FT%までは、それぞれのシュート数と成功率を示してます。アダムスとノエルはスリー打たないから、3PA・3P%は無いよ。
ノエル | アダムス | |
G | 57 | 59 |
MP | 14.4 | 33.9 |
PTS | 5.1 | 14.6 |
FGA | 3.8 | 10.3 |
FG% | 57.1% | 60.3% |
FTA | 1.0 | 3.9 |
FT% | 72.7% | 54.5% |
ORB | 1.8 | 4.6 |
DRB | 2.9 | 4.9 |
TRB | 4.7 | 9.5 |
AST | 0.6 | 1.7 |
STL | 1.0 | 1.6 |
BLK | 1.3 | 0.7 |
TOV | 0.6 | 1.7 |
PF | 2.3 | 2.5 |
ノエルの出場時間は、アダムスの半分未満なので、単純に比較すると、FG%とFT%を除けば、基本的にはアダムスのスタッツの方が上です。
しかし、ひとつだけノエルが上回っているものがありました。それは、ブロック数。ノエルは少ない時間で1回はブロックしていることになります。
確かに、試合でブロックしているシーンが印象的。最近では、ブロックした後、ウェストブルックが速攻しかけて決めるシーンがあったね。あれは、流れが来るプレー。一連の流れで、±4点分のプレーに相当するからね。
管理人の印象に残っているのは、バックス戦でヤニスが仕掛けたドライブからのシュートをブロックしたシーン。相手のエースをブロックできる点は、非常に効果的だと思います。
もう一つ、気になるのは、スティールの数。ノエルの出場時間が2倍になれば、単純計算で2.0となり、アダムスの数字を超えます。出場時間が28.8で、スティールが2.0だったら、かなり良い数字じゃないか!?
ということで、参考までに、36分換算したスタッツを比較してみましょう。試合数、FG%、FT%は変わらないから除外するよ。
ノエル | アダムス | |
MP | 36.0 | 36.0 |
PTS | 12.7 | 15.5 |
FGA | 9.6 | 11.0 |
FTA | 2.4 | 4.2 |
ORB | 4.4 | 4.9 |
DRB | 7.3 | 5.2 |
TRB | 11.6 | 10.0 |
AST | 1.5 | 1.8 |
STL | 2.5 | 1.7 |
BLK | 3.3 | 0.8 |
TOV | 1.5 | 1.8 |
PF | 5.6 | 2.7 |
同じ出場時間に換算すると、思ったより遜色ない感じになりました。ちなみに、36分換算した場合、ノエルのスティールはリーグ1位、ブロックはリーグ3位でした(驚愕) ディフェンス面で優秀だったノエル。
さらに、ノエルはオフェンスリバウンドも結構取れていることが分かります。
なお、アダムスのディフェンスリバウンドが少ないのは、ウェストブルックに取らせて、ボールプッシュを早くしているからです。なので、アダムスが取れていないわけじゃないよ。
しかしながら、1点気になるところも。ノエルってファール多かったんだね・・・。36分換算したら、退場してる可能性が濃厚じゃないかい!?
とはいえ、36分換算したスタッツは、あくまで参考程度で。36分も体力持たない可能性だってあるしね。それだけのポテンシャルはあるよって話でした。
ノエルとアダムス、それぞれの特徴
スタッツだけ見ると分からないですが、ノエルとアダムスは、それぞれ異なった特徴を持っています。
ノエルの長所は、ブロックやスティールが多いこともありますが、ウィングプレーヤーを相手とした、アウトサイドのディフェンスができることです。これは、スイッチした時もそうですが、スリーを打つセンターにも効果的です。アダムスは、この点がちょっと苦手。
シュートレンジもアダムスよりちょっと広いかな。フリースローも70%越えで、ウェストブルックより入ります。頑張ろうぜ、ウェストブルック!
逆に、ノエルの短所は、フィジカルが強くないので、インサイドをゴリゴリ攻めてくるプレーヤーが苦手。ファールが多い一因は、この辺りも関係してそうです。
また、アダムスはポストプレーでも得点できるのに対し、ノエルはポストプレーでの得点がほとんどありません。基本的には、もらってシュートかアリウープ、オフェンスリバウンドを押し込んでの得点がメインです。ひとりでは、基本攻めれないノエル。
なので、オフェンスで困ったときに、ノエルのインサイドを使うってことができません。ノエルは基本ひとりでは攻められませんので。
ただ、ウェストブルックやシュルーダーとの相性は良いと思います。彼らからのパスで、結構アリウープを決めてますしね。ただ、最近はアリウープも警戒されてきた模様(泣)
ノエル出場時に、インサイドで点を取るために
先程、ノエルではインサイドで攻めれないと書きましたが、最近補えそうな方法が見えてきました。コレです。
マーキーフ・モリスのポストプレー
最近、徐々にマーキーフのポストプレーで攻めることが増え、結構効果的に攻めていました。マーキーフとノエルを組ませれば、マーキーフがポストでアタックし、こぼれ球をノエルが押し込むことも大いにありそうです。
こないだのキングス戦も、4Q開始時は11点ビハインドでしたが、マーキーフとノエルが出ていた4Q開始からの約8分半で、1点差まで追い上げました。一時は、何度か逆転もしてたよ。
もちろんこの二人だけの活躍で追い上げたわけではありませんが、効果的だったのは間違い無いと思います。
この試合だけ見ると、ノエルを結構出してるのではと思いますが、キングス戦の前日には、2OTまでもつれたジャズ戦があったから、アダムスの出場時間を抑えたものと思われます。
ということで、スタッツを見ると、ノエルをもう少し出しても問題なさそうでした。ゴリゴリのインサイドプレーヤーが苦手なノエルにとって、相手との相性はあると思いますが、アダムスの負担を減らすためにも、やっぱり平均20分近く出してほしいところです。
もしかしてだけど、ドノバンがノエルを出さない理由って、 来季も安く契約したいからって説あるかな? 出場時間多くすると、ノエルのスタッツが良くなって、来季契約できなくなるから、プレータイムを抑えてる可能性も無いとは言えないかも。邪推かな?
現在、サンダーが苦戦しているのもありますので、マーキーフとノエルをもうちょっと出してみてもよさそうでした。試すなら今しかないよ、ドノバン!