最近のNBAでは、以前に比べて、スリーが重要視され、スリーを打つセンターも増えてきました。バックスのロペスとか、エンビードとか、タウンズとか。
となると、全体的にスリーを狙う回数も増えてそうなので、ちょっと調べてみました。多いチームは、何となく予想がつくんだけどね(苦笑)
ちなみに、今回調べたデータは、
日本時間で、2019/03/10 AM0時 時点のものです。
スリーを打つ回数が多いチームは?
Rank | チーム | 3PA | 3P% | 2PA | 2P% |
1 | ロケッツ | 44.6 | 34.9% | 42.2 | 55.3% |
2 | バックス | 37.9 | 35.1% | 52.8 | 56.7% |
3 | マブス | 35.9 | 34.1% | 50.2 | 50.2% |
4 | ホークス | 35.8 | 35.3% | 54.5 | 54.5% |
5 | ネッツ | 35.5 | 35.3% | 53.7 | 53.7% |
6 | セルティックス | 34.9 | 36.5% | 55.4 | 52.6% |
7 | ピストンズ | 34.5 | 34.8% | 54.0 | 50.5% |
8 | ウォリアーズ | 34.2 | 38.0% | 55.6 | 55.5% |
9 | ジャズ | 34.0 | 34.9% | 52.1 | 53.5% |
10 | ウィザーズ | 33.5 | 34.4% | 56.4 | 54.5% |
11 | ホーネッツ | 33.4 | 35.1% | 56.3 | 50.8% |
12 | ラプターズ | 33.3 | 35.0% | 56.7 | 53.9% |
13 | ヒート | 32.4 | 35.6% | 55.1 | 50.9% |
14 | サンダー | 31.7 | 34.6% | 62.3 | 51.4% |
15 | マジック | 31.5 | 35.5% | 57.0 | 50.6% |
16 | ナゲッツ | 31.3 | 35.5% | 59.1 | 52.6% |
17 | ブレイザーズ | 30.8 | 35.7% | 59.3 | 52.0% |
18 | シクサーズ | 30.7 | 35.9% | 56.9 | 53.2% |
19 | レイカーズ | 30.5 | 33.5% | 59.8 | 54.5% |
20 | キングス | 29.9 | 37.6% | 62.9 | 50.5% |
21 | サンズ | 29.3 | 32.8% | 57.8 | 52.3% |
22 | ニックス | 29.2 | 34.1% | 60.4 | 47.7% |
23 | ペリカンズ | 28.9 | 34.7% | 62.4 | 53.7% |
24 | キャブズ | 28.7 | 36.0% | 58.5 | 48.0% |
25 | ウルブス | 28.4 | 35.2% | 62.7 | 50.4% |
26 | グリズリーズ | 27.6 | 33.8% | 55.7 | 50.7% |
27 | ブルズ | 26.8 | 35.2% | 60.6 | 49.8% |
28 | ペイサーズ | 25.8 | 37.6% | 61.2 | 52.1% |
29 | クリッパーズ | 25.4 | 38.2% | 61.9 | 50.3% |
30 | スパーズ | 25.0 | 39.9% | 63.3 | 50.8% |
という訳で、スリーを打つ回数が多いチームはロケッツで、少ないチームはスパーズでした。でも、スパーズの3P%は1位なんだね。逆に、2PAはリーグ1位。そりゃそうだ。
ロケッツはスパーズと逆で、スリーを打ちまくって、2PAはリーグ最下位。どっちも徹底してるね。
そういえば、ポポビッチはスリーを好まないって話は聞いたことがあるんだ。それと連動してかは分からないけど、確率の低いシュートは打たせないように指導してるから、スリーもなるべくタフショットは打たせないようにしてるとか。確かに、昔からそのイメージがあるよ。
スパーズは、パス回しが上手く、なるべくオープンでスリーを打たせるように、オフェンスを展開するよね。確率の高いシチュエーションでのみスリーを打たせるから、3P%が高いのは納得。ポポビッチのカラーが出てるし、芸術的でもあるんだ。
そういう意味では、ペイサーズとクリッパーズも3PAは少ないけど、3P%は高いんだ。ペイサーズの3P%はリーグ5位だし、クリッパーズの3P%は2位。3P%の高いチームは、スリーを乱発せず、確率の高いシュートを打たせるように、チームオフェンスを構築させているんだろうね。
逆に、 ロケッツは「モーレイボール」と呼ばれる、
スリーポイントとゴール下(またはダンク)とフリースローの3点を軸に攻めて、ミドルシュートをなるべく避けるシステムを採用しているから、3PAがダントツなのも納得。ミドルは効率が良くないという考え方。
スパーズは、ミドルが多いチームだから、ロケッツとは逆だよね。ここまで対照的なのも面白いな。
ただ、気になったのは、ロケッツの3P%は34.9%でリーグ20位と、そんな良くないんだ。その分、2P%が55.3%でリーグ3位。2P%が高いから、オフェンスの効率が良くなってるのかも。
また、バックスみたいに、インサイドで攻められるヤニスがいるから、シューターを多く揃えているチームも3PAが多い模様。 ロペス、ミドルトン、イリヤソバ・・・。 レブロンがいた時のキャブスもそんなイメージ。
最近、バックスに、ミロティッチやパウ・ガソルが入ったから、3PAは増えるかもね。と思ったけど、パウは3PAそんな多くなかった(汗) キャリアでも1.6が最高だったよ。何故か、結構打ってるイメージがあったけど、気のせいだった模様。
ちなみに、スリー打つ数が多い選手も調べてみました。
スリーを打つ回数が多いプレーヤーは?
Rank | プレーヤー | 3PA | 3P% |
1 | ジェームズ・ハーデン | 13.4 | 36.2% |
2 | ステフィン・カリー | 11.8 | 43.4% |
3 | ポール・ジョージ | 9.8 | 39.0% |
4 | ケンバ・ウォーカー | 9.2 | 35.2% |
5 | エリック・ゴードン | 8.6 | 33.7% |
6 | JJ・レディック | 7.9 | 38.2% |
7 | デイミアン・リラード | 7.9 | 36.6% |
8 | クレイ・トンプソン | 7.7 | 40.6% |
9 | バディ・ヒールド | 7.6 | 44.2% |
10 | ディアンジェロ・ラッセル | 7.5 | 36.8% |
やっぱりハーデンが1位。こうしてみると、カリーって改めて化け物レベル。12本近くスリー打って、43.4%ってヤバいな。クレイも40%越えだし、スプラッシュブラザーズは脅威過ぎるね(汗)
よく見ると、ヒールドの3P%ってカリーより高いんだね。ヒールドがキングス躍進の一因になってるだけあって、かなりの高確率。羨ましい(苦笑)
ということで、スリーを打つ回数で、チームの特徴の一部が表れるという、ちょっと興味深い結果になりました。スリーの回数は少ないけど、スリー自体は高確率というチームがクリッパーズやペイサーズと、 スパーズ以外にもいたのが、個人的には発見でした。
スリーを打つ回数が、チームカラーによるもので、スリーの確率や順位とあまり連動してないのも面白かったです。