NBA・OKC&HOUと「Why not?」

ラッセル・ウェストブルック(Russell Westbrook)、オクラホマシティ・サンダー(OKC Thunder)、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)を中心に、NBAに関して、主観で興味のあることを書くブログ

NBA

【NBA】MIPを獲得した選手について、獲得前後のシーズン成績を比較してみた

投稿日:2019年3月14日 更新日:

Pocket

シーズンを通じて、リーグで最も成長した選手に送られる、MIP(Most Improved Player)。

今回は、MIPを獲得した選手における、獲得したシーズンと獲得前後のシーズンの成績を調べてみました。

MIP獲得後って、相手からのマークが厳しくなるから、成績落ちるイメージなんだけど、果たしてどうなのか?

過去10シーズンにおける、MIP獲得選手

調べるにあたって、まずは過去10シーズンのMIP獲得選手を挙げてみます。

シーズン選手チーム
2008-09ダニー・グレンジャーペイサーズ
2009-10アーロン・ブルックスロケッツ
2010-11ケビン・ラブウルブズ
2011-12ライアン・アンダーソンマジック
2012-13ポール・ジョージペイサーズ
2013-14ゴラン・ドラギッチサンズ
2014-15ジミー・バトラーブルズ
2015-16C・J・マッカラムブレイザーズ
2016-17ヤニス・アデトクンボバックス
2017-18ビクター・オラディポペイサーズ

オールスター、多いな!?10人中、7人がオールスター経験者だったよ。

そして、気になるのは、ここ10年でペイサーズから3人もMIPが出てること。しかも3人とも、当時のエースじゃないか。成長しやすい環境なのか。

ただ、悪いジンクスもあって、3人ともシーズンを棒に振る程の大ケガをしてしまっているんだ。本当に、気の毒でしかない。ペイサーズは、お祓い行こうぜ!

では、当時の成績を、一人ずつ見ていきましょう。これは長くなりそうな予感(汗)

例のごとく、スタッツについて先に補足しておくと、MPが出場時間、PTSが得点、TRBがリバウンド、ASTがアシスト、STLがスティール、BLKがブロック、TOVがターンオーバーね。FG%~FT%までは、それぞれのシュート数と成功率を示してます。

ダニー・グレンジャー(2008-09)

07-0808-0909-10
MIN36.036.236.7
PTS19.625.824.1
FG%44.6%44.7%42.8%
3PA5.36.77.1
3P%40.4%40.4%36.1%
2PA9.812.311.3
2P%46.8%47.0%47.1%
FTA4.76.96.9
FT%85.2%87.8%84.8%
TRB6.15.15.5
AST2.12.72.8
STL1.21.01.5
BLK1.11.40.8
TOV2.12.52.5

出場時間は、そんなに変わらないけど、得点が6.2も伸びたグレンジャー。

08-09シーズン開始前に、ペイサーズの中心選手だったジャメーイン・オニールがトレードされたため、名実ともにペイサーズの中心選手となり、大活躍。

08-09シーズンが、グレンジャーのキャリアベストで、オールスターにも選ばれてたよ。

12-13シーズンは、膝のケガに悩まされ、5試合しか出場できず、プレーオフも欠場を余儀なくされていました。

ヒートとのカンファレンスファイナル、3勝4敗でペイサーズは敗退しましたが、彼がいたらどうなっていたか。気になる「たられば」です。

アーロン・ブルックス(2009-10)

08-0909-1010-11
MIN25.035.621.8
PTS11.219.610.7
FG%40.4%43.2%37.5%
3PA3.96.44.0
3P%36.6%39.8%29.7%
2PA5.99.85.9
2P%42.8%45.4%42.7%
FTA2.23.62.4
FT%86.6% 82.2%88.6%
TRB2.02.61.3
AST3.05.33.9
STL0.60.80.6
BLK0.10.20.1
TOV1.62.81.7

出場時間が増え、FG%も良くなったことで、得点を伸ばしたブルックス。普通、出場時間が増えたからって、FG%が上がるとは限らないのに、ここまで上がるのは凄いの一言。キャリアベストのスタッツを残しました。でも、オールスターじゃなかったよ。

ただ、翌シーズンでは、スタッツが大きく下がってしまってました。カイル・ラウリーにプレータイムが与えられた影響で、プレータイムが減り、シーズン途中でサンズに放出されてしまいまいました。

ケビン・ラブ(2010-11)

09-1010-1111-12
MIN28.635.839.0
PTS14.020.226.0
FG%45.0%47.0%44.8%
3PA1.82.95.1
3P%33.0%41.7%37.2%
2PA9.011.214.1
2P%47.4%48.3%47.5%
FTA4.66.88.4
FT%81.5%85.0%82.4%
TRB11.015.213.3
AST2.32.52.0
STL0.70.60.9
BLK0.40.40.5
TOV2.02.12.3

こちらも出場時間が増えたことで、得点が増えたラブ。翌シーズンはもっとプレータイム増えてるな。39分は働かされ過ぎだろ(苦笑)

10-11シーズンは、FG%もかなり改善されているよ。 翌シーズンでFG%が下がってるのは、プレータイム増えた影響もありそう。

ちなみに、2010-11シーズンと11-12シーズンは、オールスターに選出され、この後のシーズンでも何度も選ばれてます。

ライアン・アンダーソン(2011-12)

10-1111-1212-13
MIN22.332.230.9
PTS10.616.116.2
FG%43.0%43.9%42.3%
3PA5.36.96.9
3P%39.3%39.3%38.2%
2PA2.95.56.9
2P%50.0%49.6%46.4%
FTA1.82.82.2
FT%81.2%87.7%84.4%
TRB5.57.76.4
AST0.80.91.2
STL0.50.80.5
BLK0.60.40.4
TOV0.80.91.2

例のごとく、出場時間が増えたことで、得点が増えたアンダーソン。ブルックスやラブと異なり、FG%はほとんど変わらず。とはいえ、10-11シーズンもFG%良いから、下がってなければ問題ない数字。

翌シーズンは、FG%が少し落ちてるけど、得点はそんなに変わらず。シュートを打つ数が増えたからだね。ちなみに、オールスターには選ばれず。数字的に厳しいか。

ポール・ジョージ(2012-13)

11-1212-1313-14
MIN29.137.636.2
PTS12.117.421.7
FG%44.0%41.9%42.4%
3PA3.55.96.3
3P%38.5%36.2%36.4%
2PA6.18.910.8
2P%47.2%45.7%45.8%
FTA2.83.55.8
FT%80.2%80.7%86.4%
TRB5.67.66.8
AST2.44.13.5
STL1.61.81.9
BLK0.60.60.3
TOV1.92.92.8

これまた、プレータイムが伸びたことで、得点が伸びたポジョ。さっきから同じこと書いてるぞ(苦笑) ただ、リバウンドとアシストは下がっているけど、FG%は下がってるな。

翌シーズンもFG%はほぼ変わらずだけど、フリースローの確率と試投数が増えたことで、得点が増えたんだね。

ちなみに、12-13シーズンと13-14シーズンは、オールスターに選ばれてました。12-13シーズンのスタッツは、物足りない気がするけど、ペイサーズが好調だったことで、ペイサーズの中心選手だったポジョが選ばれた模様。

ゴラン・ドラギッチ(2013-14)

12-1313-1414-15
MIN33.535.133.8
PTS14.720.316.3
FG%44.3%50.5%50.1%
3PA3.63.93.3
3P%31.9%40.8%34.7%
2PA8.210.49.5
2P%49.7%54.2%55.5%
FTA4.25.53.0
FT%74.8%76.0%77.4%
TRB3.13.23.5
AST7.45.94.5
STL1.61.41.0
BLK0.30.30.2
TOV2.82.82.2

プレータイムはそこまで伸びてないけど、FG%がかなり上がったドラギッチ。2P%が54%、3P%が40%ってMVPレベルじゃないかい!?なお、自分で得点するためか、アシストは減った模様。

翌シーズンは、3P%が大きく下がってしまったため、得点が減っていました。魔法が解けてしまったドラギッチ。

ちなみに、オールスターに初選出されたのが17-18シーズンなので、13-14シーズンはオールスターに選ばれてません。この数字で、選ばれないのか・・・(困惑)

ジミー・バトラー(2014-15)

13-1414-1515-16
MIN38.738.736.9
PTS13.120.020.9
FG%39.7%46.2%45.4%
3PA3.63.03.1
3P%28.3%37.8%31.2%
2PA6.811.112.4
2P%45.7%48.4%48.9%
FTA5.07.17.1
FT%76.9%83.4%83.2%
TRB4.95.85.3
AST2.63.34.8
STL1.91.81.6
BLK0.50.60.6
TOV1.51.42.0

バトラーは、プレータイム変わらずですが、FG%をかなり上げてきました。かなり優秀な数字で、14-15シーズンからオールスターに選ばれています。なんか、MIPシーズンからオールスターになった選手多いな。

翌シーズンはFG%下がってるけど、シュート試投数が増えたことで、得点を伸ばしてます。なので、得点効率は下がってるよ。

っていうか、この3シーズン見ると、プレータイム多すぎ・・・!?働き方改革が必要だった、ティボドー。

C・J・マッカラム(2015-16)

14-1515-1616-17
MIN15.734.835.0
PTS6.820.823.0
FG%43.6%44.8%48.0%
3PA2.25.95.5
3P%39.6%41.7%42.1%
2PA3.612.012.5
2P%46.0%46.3%50.6%
FTA1.22.83.7
FT%69.9%82.7%91.1%
TRB1.53.23.6
AST1.04.33.6
STL0.71.20.9
BLK0.10.30.5
TOV0.82.52.2

マッカラムは、プレータイムが倍以上増えたことで、得点が伸びたタイプ。FG%もやや上昇してますが、翌シーズンも上昇している珍しいタイプ。

フリースローの確率、2年で20%も上げてるよ!?凄まじい成長を見せたマッカラム。16-17シーズンもMIP取ってもおかしくなさそうな成長っぷり。

ちなみに、まだオールスターには選ばれてません。MIPシーズンじゃないけど、16-17シーズンはオールスターに選ばれてもおかしくない数字。これでも選ばれないのか・・・。ウェストのガード陣は、優秀過ぎるのか。

ヤニス・アデトクンボ(2016-17)

15-1616-1717-18
MIN35.335.636.7
PTS16.922.926.9
FG%50.6%52.1%52.9%
3PA1.42.31.9
3P%25.7%27.2%30.7%
2PA11.313.516.8
2P%53.7%56.3%55.4%
FTA5.17.78.5
FT%72.4%77.0%76.0%
TRB7.78.810.0
AST4.35.44.8
STL1.21.61.5
BLK1.41.91.4
TOV2.62.93.0

ヤニスもプレータイム変わらずで、FG%上げてきたタイプ。軒並み数字を上げてきてました。2P%の確率が高いね。スリーは得意ではないので、あまり打たないね。

16-17シーズンからオールスター常連となったヤニス。今シーズンは、MVP取れそうな活躍を見せています。バックスがリーグ1位だったら、MVPだと思う。

ビクター・オラディポ(2017-18)

16-1717-1818-19
MIN33.234.031.9
PTS15.923.418.8
FG%44.2%47.7%42.3%
3PA5.35.86.0
3P%36.1%37.1%34.3%
2PA8.712.110.3
2P%49.1%52.8%47.0%
FTA2.34.93.9
FT%75.3%79.9%73.0%
TRB4.35.25.6
AST2.64.85.2
STL1.22.41.7
BLK0.30.80.3
TOV1.82.92.3

オラディポは、チームが変わり、エースの役割を担ったことで大きく飛躍する、今までなかったパターン。

本人曰く、16-17シーズンでウェストブルックを見て学んだことを17-18シーズンに活かしたとか。ウェストブルックファンとしては、嬉しい限り。17-18シーズンからオールスターに選ばれています。

ただ、今シーズンはシュート不調だったんだね。FG%はかなり下がっています。相手に研究されてきたのか。

ただ、エースが不調で、しかも離脱しても負けないペイサーズは凄いね。チーム力があるというべきか。

今シーズンは、ケガで絶望となってしまったオラディポ。来シーズン開幕までには、復帰できることを切に願っています。

今シーズンのMIPは?

ここ10年を振り返ると、MIPを獲得するには、オールスターに選ばれるか、急成長を遂げたとみなさせる活躍をしないといけないようです。

今シーズンの候補としては、ラプターズのシアカム、キングスのヒールドフォックス、ブルズのラヴィーン、ネッツのラッセルなどが挙げられてるとか。

サンダーファンとしては、ジェラミ推しだったんだけど、実はポジョの方が有力みたいだね(汗) 想定外だったけど、言われてみれば納得。でも、選ばれるのは、別の選手じゃないかな。

MIPを予想する記事があったので、興味がある方はどうぞ。

https://www.theringer.com/nba/2019/3/11/18259715/most-improved-player-award-nba-2019

昨シーズンはオラディポって予想が多かったですが、今シーズンは、思っていたより候補が多いので、誰が選ばれるか、気になるところですね!

Pocket

-NBA
-, , , , , , , , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

【NBA】現役のフランチャイズ・プレイヤーが減ってしまった件について

今年の3月に、現役で頑張っているフランチャイズ・プレーヤーについての記事を書きました。 【NBA】現役のフランチャイズ・プレイヤーって、どれだけいるのか? フランチャイズプレイヤー。 他のチームに移籍 …

【NBA】ウェスタン・カンファレンスの2位から8位のチームが激しい順位争いをしている件

まずはこちらをご覧ください。 プレーオフに向けての順位争いが熾烈な状況でした。ウォリアーズは、1位確定なんだけど、他の7チームがまだ順位確定してなかったんだ。 ちなみに、イーストは1位のバックスから5 …

【NBA】全チームのオールスターブレーク明けの成績を見てみよう

今回はNBA全体のお話です。そろそろプレーオフ出場や順位が気になってくる時期なので、最近好調なチームや不調なチームを知りたいなと思い、最近の成績を調べてみました。まずは、2月の成績から見てみましょう。 …

【NBA】現役のフランチャイズ・プレイヤーって、どれだけいるのか?

フランチャイズプレイヤー。 他のチームに移籍せず、キャリア開始時から同じチームで戦い続ける選手です。 昨オフ、スパーズのマニュ・ジノビリ(2003~2018)、サンダーのニック・コリソン(2004~2 …

【NBA】今季、フリースローで点を取っているチームは?

接戦になると、重要度が増すフリースロー。どれだけ確実に決められるかが、勝負の分かれ目のひとつとなります。 という事で、まずは今シーズンにおいて、フリースローで点を取っているプレイヤーを調べてみました。 …

名前:RSWB0

性別:男性

職業:システムエンジニア
性格:ちょっと気まぐれ

趣味:バスケットボール。NBA観戦。

オクラホマシティ・サンダーとラッセル・ウェストブルックのファン。

バスケ経験者だけど、戦術とかはあまりよく分かってない(笑)

twitterやってます!
NBAとサンダーに関することを中心に呟いてます。
https://mobile.twitter.com/RSWB_0

記事に記載しているスタッツは、下記を参照しています。
https://www.basketball-reference.com/