9月も終わり、あと1ヶ月足らずで開幕となりました。恐らく、シーズンが始まるまでは、サンダーの動きは無いと思われます。
って書くと、すぐに動きがあるんだよなぁ…。
とりあえず、ロスターが固まったと思うので、サンダーに加入した選手について、確認していきましょう。
クリス・ポール
ウェストブルックとのトレードでやってきたクリス・ポール。
トレードの噂も有りましたが、特に動きもなく、具体的な噂も無いため、このままサンダーで開幕を迎えると思われます。
って思っていたら、ヒートとトレードって噂が出てきたよ(汗) マジかよ、パット・ライリー。
という訳で、サンダーに残る場合とそうでない場合で考えていきましょう。
ポールがサンダーに残る場合
まずは、昨シーズンのポールのスタッツを見てみましょう。比較対象として、ウェストブルックのスタッツも載せておこう。
項目について先に補足しておくと、Gが出場試合数、MINが平均出場時間、PTSが得点、ORBがオフェンスリバウンド、DRBがディフェンスリバウンド、 ASTがアシスト、STLがスティール、BLKがブロック、TOVがターンオーバーです。
3PAと2PAは、スリーポイントとツーポイントのシュート試投数、FG%~FT%までは、それぞれのシュート数と成功率を示してます。いつものやつ。
ポール | ウェストブルック | |
G | 58 | 73 |
MIN | 32.0 | 36.0 |
PTS | 15.6 | 22.9 |
FG% | 41.9% | 42.8% |
3PA | 6.1 | 5.6 |
3P% | 35.8% | 29.0% |
2PA | 6.3 | 14.5 |
2P% | 47.9% | 48.1% |
FTA | 3.5 | 6.2 |
FT% | 86.2% | 65.6% |
ORB | 0.6 | 1.5 |
DRB | 3.9 | 9.6 |
AST | 8.2 | 10.7 |
STL | 2.0 | 1.9 |
BLK | 0.3 | 0.5 |
TOV | 2.6 | 4.5 |
意外なことに、FG%はあまり変わらず。3P%は、勿論(?)ウェストブルックの方が低いですが、2PAが倍以上あったため、同じ位になりました。
逆に言うと、ポールは、3PAの割合が多いから、FG%が高くないんだよね。スリーをたくさん打っていた訳は、スリーを重視するロケッツにいたから。
クリッパーズ時代のポールの3PAが、3.3~5.0だったのに対し、ロケッツ時代の3PAは、6.1~6.4だったよ。
なので、サンダーに来たら、ポールがスリー打つ回数は減りそうな予感。ドノバン次第だけど。
あとは、FT%が高め。そこ、ウェストブルックが低すぎるとか言っちゃダメ…、ダメなことはないか(苦笑)
そういえば、ウェストブルックは、シュート練習しているのだろうか…(不安) ハーデンとイチャついてないで、ハーデンにシュートを教わろうぜ!
そうそう、リバウンドに差があるけど、ウェストブルックが異常なだけだから、ここは気にしちゃダメなところ。
個人的には気になってるのは、ターンオーバーの数。正確に言うと、来期のサンダーは、速攻減るんじゃないかなと思ってます。
ウェストブルックは、「ガンガンいこうぜ」なプレースタイルなだけあって、速攻もかなり狙ってたんだよね。
で、速攻のパスがミスになることもそれなりにあったから、ターンオーバーの数も増えてたと思われます。
ターンオーバーなんて怖くないって感じね。見てる方はヒヤヒヤだがな!
まぁ、ハーフオフェンスでも、変なターンオーバーが結構あったけどさ…(泣)
個人的な印象で言うと、ポールは「いのちだいじに」なプレースタイル。アップテンポな展開よりは、ハーフでじっくり攻めるタイプ。あくまでも個人的なイメージなので、違ってたらごめんね(低姿勢)
なので、ウェストブルックがいた時とは異なり、サンダーは積極的に速攻を狙わないんじゃないかなと。
あまりにも特殊過ぎたポイントガードから、正統派のポイントガードに変わるサンダー。どんなスタイルになるんだろうか?
ウェストブルックとポールは、タイプが全然違うからね(汗)
ポールに対する一番の懸念点は、ケガしたりで、出場試合数が多くないこと。プレーオフ狙うなら、最低でも70試合は出ないとキツい気がする。
まぁ、再建に入ったのに、プレーオフ狙いに行くかと言われると、その可能性は低いかな…。
ポールをトレードする場合
サンダーがプレーオフ狙わず、若手に経験を積ませるならば、ポールのプレータイムを減らすか、欠場させる可能性もあるよね。
チーム再建に入ったサンダーなので、ポールの出場機会を減らして、シャイのプレータイムを伸ばしたいはず。
でも、そうすると、ポールのトレード価値が下がる気がする今日この頃。
サンダーは、水面下でポールのトレードを模索していると予想しています。というか、恐らく誰もが思ってるはず。
ネックなのは、ポールの長期高額契約。34才という年齢もあり、積極的にポールを獲得しようとするチームが現れる可能性は低そう。
なので、ポールには試合に出て、かなり活躍してもらって、他のチームに、「やっぱり、ポールって、 凄く魅力的!」って思わせないといけない訳で。
・・・トレードしたいなら、ポールの処遇は、かなりの難題(汗) 果たして、プレスティはどうするのか!?
とりあえず、シーズン始まってどうなるか、様子を見ましょう。
えっ、ヒートが狙っているじゃんって!?ヒート側に、メリットあるのかな…?ちなみに、ヒートファンのTwitter見たら、否定的な意見多かったような…(汗)
ダニーロ・ガリナリ
まずは、昨シーズンのスタッツを見てみよう。
G | 68 |
MIN | 30.3 |
PTS | 19.8 |
FG% | 46.3% |
3PA | 5.5 |
3P% | 43.3% |
2PA | 7.5 |
2P% | 48.4% |
FTA | 5.4 |
FT% | 90.4% |
ORB | 0.8 |
DRB | 5.3 |
AST | 2.6 |
STL | 0.7 |
BLK | 0.3 |
TOV | 1.5 |
えっ、3P%が43.3%!?
なんだ、このサンダーっぽくない高確率は!?
FT%も90%越えだって!? なんて頼もしいんだ…。
しかし、昨シーズンのサンダーには、シュート入らない呪いが蔓延してしまい、一時期はほとんど皆がシュート入らなかったんですよね(汗)
オープンで打っても打っても、全然入らないので、呪いとしか言いようがない。もしくは、ただの練習不足か!?
ガリナリは、この呪いに打ち勝つことが出来るのか…!?
クリポがいれば、ガリナリを気持ち良く打たせるように、ゲームメイクしそうなので、オープンで打てる機会は多いかもね。
あとは、シュルーダーが、ウェストブルックみたく、ドライブからのキックアウトパスを上手く出せれば、オープンでのシュートがもっと増えるかもね。それは、シュルーダーの課題。
あと、ポジションはPFとしてプレーするのかな?ナチュラルポジションはSFだけれども、ガード陣過多の影響で、PFにスライドしそうな予感。
ガリナリがPFで出るなら、ストレッチ4になるしね。
ハイライト見ると、外からのシュートだけでなく、ドライブ仕掛けて点取ったり、アシストしたりもしていて、かなり器用な感じのプレーヤー。
ちなみに、ガリナリの契約は、2020年までです。で、本人は優勝に近いチームでプレーしたいと言っていたので、来シーズンに残留する見込みはほぼゼロ。
ということは、シーズン中にトレードされる可能性も…!?プレスティなら、普通にやりそう。
シャイ・ギルジェイ・アレクサンダー
超期待されている2年目の若手。昨シーズンは、ルーキーながら、全試合出場してたよ。
昨シーズンのスタッツは、こんな感じ。
G | 82 |
MIN | 26.5 |
PTS | 10.8 |
FG% | 47.6% |
3PA | 1.7 |
3P% | 36.7% |
2PA | 7.0 |
2P% | 50.3% |
FTA | 1.9 |
FT% | 80.0% |
ORB | 0.7 |
DRB | 2.1 |
AST | 3.3 |
STL | 1.2 |
BLK | 0.5 |
TOV | 1.7 |
198cmの長身ポイントガードは、シュート率が良い感じ。ハイライト見た感じだと、ジャンプシュートだけでなく、ドライブも仕掛けてました。
ポストプレー出来ると、得点効率がもっと良くなりそう。あれ、それってリビングストンみたくなるのか?
サンダーでは、どんなスタイルになるのか、楽しみなプレーヤーです。彼の成長のために、ポールが色々と教えてくれると助かるよね。
もしかしたら、SGとして出る可能性もあるのかも。
マイク・マスカラ
スリーを打てるビッグマン。パトパタに変わるストレッチ4が加入しました。
実は、211cmという高身長で、ノエルと同じ身長だったよ。場合によっては、ストレッチ5として起用しても、面白いかも…?
ちなみに、今オフの契約後に、ウェストブルックとジョージのトレードにより、他チームに契約できるオプションを与えられたマスカラ。しかし、彼はサンダーに残ることを決意。なんて、ありがたすぎるんだ…。
https://www.google.co.jp/amp/s/nba.rakuten.co.jp/news/article/3087/%3famp=1
上記記事によると、プレスティがマスカラに会いに行ったことが、サンダーとの契約の決め手になった模様。オフも働くプレスティ。
昨シーズンのスタッツは、こんな感じ。
G | 64 |
MIN | 20.4 |
PTS | 7.0 |
FG% | 40.2% |
3PA | 4.0 |
3P% | 34.8% |
2PA | 1.6 |
2P% | 53.3% |
FTA | 1.1 |
FT% | 82.4% |
ORB | 0.9 |
DRB | 2.9 |
AST | 1.2 |
STL | 0.3 |
BLK | 0.6 |
TOV | 0.8 |
17-18シーズンの3P%は37.1%、16-17シーズンは41.8%なので、年々3P%が下がってしまっているマスカラ。
ストレッチ4としての活躍が望まれているので、サンダーでは3P%を上げてもらいたいところ。
このハイライトを見る限りだと、ハマれば良い活躍が出来そうな予感。とにもかくにも、彼のスリーが高確率で入るかどうかだね。
ダリウス・ベイズリー
期待のルーキー。過去の記事で、こんなことを書いてました。
線は細いけど、自ら仕掛けて、点を取ったり、アシストも出せるタイプ。フェイダウェイしたりで、器用な印象。ディフェンスが気になるところで、ゴリゴリ系は苦手かも?
サマーリーグのハイライトは、こちら。
っていうか、過去記事のセルフコピペという、完全な手抜き(汗)
ベイズリーファンから、猛抗議が来そうな予感…。ごめんなさい。
ジャスティン・パットン & エリック・モアランド
新加入の二人。昨シーズンは、こんな感じ。
パットン | モアランド | |
G | 3 | 5 |
MIN | 7.0 | 8.6 |
PTS | 1.7 | 1.4 |
FG% | 28.6% | 42.9% |
3PA | 0.7 | 0.2 |
3P% | 0% | 100% |
2PA | 1.7 | 1.2 |
2P% | 40.0% | 33.3% |
FTA | 0.7 | 0.0 |
FT% | 50.0% | – |
ORB | 0.7 | 0.8 |
DRB | 1.3 | 3.2 |
AST | 1.0 | 0.8 |
STL | 0.7 | 0.2 |
BLK | 0.0 | 0.2 |
TOV | 0.0 | 1.0 |
パットンは22歳でモアランドが27歳。パットンは2年契約(2年目はチームオプション)で、一部契約が保証されているのに対し、モアランドは1年契約で、非保障の模様。
う~ん、あまりにも出場機会が少ないので、コメントしようがないぞ(苦笑) まずは、プレータイムを貰えるよう頑張ろう!
サンダーのロスター

赤字の選手が新加入or残留です。まぁ、残留したのは、ノエルだけだけども。
あ、前述した通り、モアランドのサラリーは非保証ね。カットされそうな予感…。
ちなみに、30歳以上のプレーヤーはポール(34歳)とガリナリ(31歳)の二人のみ。去年も若いチームだったけど、今年も若いチーム。
そう考えると、ポールはメンターとしても重要な役割を担いそう。ポールがメンターっていうのは、贅沢な話だな(汗)
朗報なのは、ロバーソンがトレーニングキャンプに出られるっていうこと。開幕から出れるなら、チームのディフェンス力はアップするね。これは楽しみ!
ちょっと気になるのは、ポールと合うかどうか。速攻仕掛けるタイプのウェストブルックとは合っていたけど、ハーフコートオフェンス中心のポールと合うイメージが湧かない…(汗)ここも様子見かな。意外と合う可能性だってあるしね。
もうひとつ気になるのは、ドノバンがポール、シャイ、シュルーダーを同時起用するかもって言ってたそうで…。
昨シーズンも、ラス、フェルトン、シュルーダーで、スリーガードやってたけど、あまり良いイメージ無いんだよな…。
SGがあれだけいるのに使わないのは、なんだかなーという気分です(苦笑) ディフェンスでミスマッチ増やすのもあって、ちょっと不安…。
という事で、主力は変わらずに、開幕を迎えることになるかと思いますが、シーズン中にトレードが行われる可能性も十分ありそう。
でもさ、メンツ的には、全然悪くない感じがするので、ドアマット化はしないんじゃないかなと思ったり。願望強め。
前も書いたけど、東ならプレーオフ出れるレベルじゃないかな。まぁ、サンダーファンという贔屓目はあるけども(苦笑)
新生サンダーがどんなバスケを繰り広げるのか、楽しみにしておきましょう!