NBAが開幕しましたね!
ロケッツは5試合を終えて、3勝2敗。可もなく不可もなくな感じ。
ウェストブルックファンの管理人は、今季からロケッツを見始めましたが、結構課題があるなーという印象です(汗) 生粋のロケッツファンの方、上から発言してすみません(土下座)
まぁ、開幕直後だし、良くも悪くも試合の行方に大きく影響を与えるヤバい奴(=ウェストブルック)が加入したから、課題は出て当然なのだけど。良い意味でヤバい奴だからね!
ただ、試合を見てると、良かった点もありました。何より、ウェストブルックが予想より遥かに早く馴染んでいて、一安心。
また、ウェストブルック加入に関わらず、課題がいくつか見えたので、昨季のスタッツと比較をして、課題を確認してみました。
・・・この記事、長くなりそうな予感がするな(汗)
※本記事で掲載しているスタッツは、2019/11/02時点の者です。
昨シーズンからの変化
管理人は、以前に昨シーズンのロケッツについて調べてました。下の記事ね。露骨な宣伝なので、読まなくて大丈夫(←えっ)。
上記記事の一部をざっくり抜粋すると、昨季のロケッツって、下記の特徴を持ったチームでした。
自分達はスリーを多投するけど、相手にはなるべく打たせないし、相手の3P%も低くしている。
大げさに言うと、昨季のロケッツは、スリーに全てをかけているチーム。恐らく昨々シーズンもだろうね。
で、ウェストブルックが加入した今季はどうなの?
という訳で、昨季のロケッツとスタッツを比較してみました。
ちなみに、赤字は大きく改善した項目で、青字は大きく悪化した項目です。カッコ内の順位は、リーグ順位ね。
スタッツに関する項目の意味については、こちらをご参照ください。
昨季との比較 (ロケッツのスタッツ)
18-19 シーズン | 19-20 シーズン | |
FG% | 44.9% (24位) | 44.3% (17位) |
3PA | 45.4 (1位) | 47.8 (1位) |
3P% | 35.6% (10位) | 31.0% (26位) |
2PA | 42.0 (30位) | 47.4 (29位) |
2P% | 55.1% (3位) | 57.8% (2位) |
FTA | 24.4 (7位) | 32.4 (1位) |
FT% | 79.2% (9位) | 81.5% (7位) |
ORB | 10.2 (14位) | 11.2 (11位) |
DRB | 31.9 (29位) | 34.0 (23位) |
TRB | 42.1 (28位) | 45.2 (18位) |
AST | 21.2 (28位) | 25.6 (5位) |
STL | 8.5 (5位) | 8.4 (10位) |
BLK | 4.9 (19位) | 5.0 (13位) |
TOV | 13.3 (6位) | 14.4 (6位) |
PTS | 113.9 (11位) | 125.6 (1位) |
改善したのは、3PA、FTA、アシスト、リバウンド、得点。ウェストブルックが加入したことで、FTAとアシスト、リバウンドが増えたと思われます。
得点がリーグ1位なのは、ウィザーズ戦で159点取っているのが大きく影響していそう。
159点も取ってるって、オールスターみたいな点数だろ。嘘みたいだろ。この試合は延長戦じゃないんだぜ(困惑)
ちなみに、ウェストブルックが加入した影響については、この記事でも触れるけど、詳細は後日改めて書くつもり。まだ試合数が少ないしね。
そういえば、チームの3PAは増えたけど、改善したといえるのだろうか(汗)
で、大きく悪化しているのが、3P%。今期のロケッツを見ている方々が、大きく納得していると思われる点。
ちなみにだけどさ、昨シーズンのサンダーで、どれだけオープンでもシュート(特にスリー)が入らない時があったんだよね。
このブログでは、よく呪いって書いたけど、マジで呪いみたいなのが蔓延してたんだよね。
で、そのシュート入らない呪いが、今季のロケッツにも蔓延してしまった模様。呪いを持ち込んだ犯人は、ウェストブルッ、うわなにをするやめr・・・。ぐふっ。
では、気を取り直して、続けましょう(←えっ!?)
3P%については、後ほど改めて書くよ。
昨季との比較 (対戦相手のスタッツ)
次に、ロケッツの対戦相手がロケッツ戦で残したスタッツの平均について、昨季と今季で比較しました。今季のロケッツがどの部分をやられているかを確認しよう。
項目 | 18-19 | 19-20 |
被FG% | 46.6% (21位) | 49.5% (28位) |
被3PA | 29.8 (3位) | 39.8 (28位) |
被3P% | 34.0% (2位) | 43.2% (30位) |
被2PA | 56.9 (13位) | 54.0 (18位) |
被2P% | 53.2% (23位) | 54.1% (8位) |
被FTA | 23.7 (20位) | 23.0 (11位) |
被FT% | 76.8% (17位) | 72.2% (6位) |
被ORB | 11.0 (23位) | 10.4 (18位) |
被DRB | 34.5 (11位) | 38.0 (25位) |
被TRB | 45.4 (16位) | 48.4 (23位) |
被AST | 23.4 (7位) | 27.4 (28位) |
被STL | 7.5 (13位) | 7.4 (14位) |
被BLK | 4.9 (8位) | 5.2 (19位) |
被TOV | 15.0 (23位) | 16.8 (15位) |
被PTS | 109.1 (10位) | 126.6 (30位) |
とにもかくにも、スリーやられ過ぎでした(号泣)
対戦相手の3PAと3P%がめっちゃ上がってるじゃないか!?昨季のロケッツのアイデンティティが崩壊してたよ(汗)
ちなみに、相手のディフェンスリバウンドが増えているのは、ロケッツのシュートが入らないからじゃないかな(泣)
という事で、開幕からの5試合について、ロケッツと対戦相手の3PAと3P%をおさらいしよう。
対戦相手 | ロケッツ | 対戦相手 | ||
3PA | 3P% | 3PA | 3P% | |
vsバックス | 48 | 33.3% | 46 | 34.7% |
vsペリカンズ | 45 | 28.9% | 50 | 36.0% |
vsサンダー | 44 | 22.7% | 35 | 37.1% |
vsウィザーズ | 54 | 42.6% | 36 | 55.6% |
vsネッツ | 48 | 25.0% | 32 | 59.4% |
昨季の特徴が無くなっているロケッツ。相手より3P%の高い試合が無かったよ。なんてこった(驚愕)
ウィザーズとネッツに、スリーを決められ過ぎてるロケッツ。なんなんすか、この高確率は!?
ただ、バックス、ペリカンズ、サンダーにも、リーグ平均被3P%(34.6%)より高い確率でスリーを決められてました。まぁ、バックスは同じ位だけど。
そして、リーグ平均3PAが33.7だったので、ネッツ戦以外は、平均以上打たれていました。マズいね。
ということで、ロケッツの1番の課題はコレ。
「相手の3PAと3P%を抑えなければならない」
勿論、チームの3P%が低いのも大問題。でも、シュートは水物なので、どうしても好不調の波が出てくるよ。
けど、ディフェンスはオフェンスに比べたら、ある程度は安定できるはずなので、まずはディフェンスを固めることが優先かと。
ちなみに、昨シーズンまでは、ディフェンス専門のアシスタントコートである、ジェフ・バズデリックがいたから、簡単に相手にスリーを決めさせないディフェンスが出来ていた説もある訳で・・・。
しかし、バズデリックはもういない・・・。昨シーズンはシーズン途中から呼び戻したけど、今シーズンはどうするんだ、ロケッツ!?
速攻やターンオーバーからの得点はどんな感じ?
管理人が個人的に気になったので、速攻での得点やターンオーバーでの得点も調べてみました。
速攻での得点
2018-19シーズン:12.0 (リーグ19位)
2019-20シーズン:18.0 (リーグ5位)
速攻での得点は、6点も増えていました。ロケッツが良くなった点の一つ。贔屓目無しで、ウェストブルック効果が出てました。褒めまくる管理人。
ウェストブルックのディフェンスリバウンドからの速攻&キックアウトで、スリーが決まるシーンは最高!
速攻での失点
2018-19シーズン:13.8 (リーグ15位)
2019-20シーズン:13.6 (リーグ14位)
逆に失点は変わらず。そこまで速攻をやられ過ぎている訳ではない模様。意外。
試合見てると、結構やられているイメージがあるのは何故だろう(苦笑)
ターンオーバーからの得点
2018-19シーズン:18.0 (リーグ6位)
2019-20シーズン:19.8 (リーグ9位)
やや増加しました。開幕序盤だからか、リーグ全体でターンオーバーからの得点が多かったよ。
ターンオーバーからの失点
2018-19シーズン:16.3 (リーグ14位)
2019-20シーズン:19.0 (リーグ18位)
まぁ、これも納得かな。ハーデンとウェストブルックというターンオーバーの多い選手が二人もいるし(汗) ここもできるだけ減らしたいところ。
スリーの入らないロケッツ
管理人が考える、ロケッツ第二の課題は、スリーが入らないこと。
ウェストブルックが乱発してるからじゃないか!って言われそうだけど、試合見てるとそうでもないのさ。
まずは、今シーズンの主な面々の3PAと3P%をご覧ください。
プレーヤー | 2018-19 | 2019-20 | ||
3PA | 3P% | 3PA | 3P% | |
ハーデン | 13.2 | 36.3% | 14.0 | 20.0% |
ゴードン | 8.8 | 36.0% | 9.2 | 23.9% |
タッカー | 4.7 | 37.7% | 6.0 | 53.3% |
ハウス | 4.6 | 41.6% | 6.0 | 46.7% |
ウェストブルック | 5.6 | 29.0% | 4.4 | 27.3% |
リバース | 4.7 | 32.1% | 3.4 | 33.3% |
マクレモア | 2.2 | 41.5% | 2.8 | 35.7% |
セフォローシャ | 1.6 | 43.6% | 1.8 | 14.3% |
試合見てる方は、予想通りのスタッツだったと思われます(汗)
高確率なタッカーとハウス
タッカーやハウスは、ウェストブルックのキックアウトパスからオープンでスリーを打つ機会が増えたこともあり、確率が急上昇。確率が上がりすぎだよ(苦笑)
そういえば、開幕前に書いたロケッツの記事で、管理人は、ゴードンをシックスマンにして、ハウスをスタメンにしてほしいと書いてました。
まさか、ダントーニがハウスをスタメンにするとは思わなかったので、驚きを隠せないと共に、ハウスが攻守共に想像以上の活躍を見せているので、この調子で活躍してもらいたいところ。
そして、タッカーは攻守での貢献度が高すぎるね。頼れる鉄人は、やっぱり負担が大きい。二人とも欠かせないので、ケガには気を付けて!ケガは怖い・・・。
スランプな人達
ハーデン、ゴードンがここまでのシュートスランプに陥ってしまうとは予想外。さりげなく、セフォローシャも絶不調。
え、ウェストブルック?残念ですが、この確率は予想通りかな(泣) でも、3PAは減っていたのは良い事。
ただ、まだ多い気がするので、ウェストブルックにはスリー3本までというルールを設定しようぜ!
で、復調してもらわないと困るハーデン&ゴードン。
絶不調のゴードン
ハウスがスタメンで好調な反面、ゴードンはシックスマンになって、調子が出なくなってしまった説が浮上。これは予想外。あれ、シックスマン賞取ってたはずでは!?
昨シーズンと比較して、シュートに関するゴードンのスタッツについて、昨シーズンと今シーズンの数字を調べてみたところ、全部下がっていたよ(驚愕)
■ゴードンのシュートスタッツ推移
3P%:36.0% → 23.9% (-12.1%)
2P%:49.7% → 41.2% (-8.5%)
FT%:78.3% → 71.4% (-6.9%)
本当にどうしたんだ、ゴードン(驚愕) スリーに関しては、プルアップ、キャッチ&シュート関係なく、確率が悪かったよ。
完全に呪われたとしか思えないレベルでの絶不調。早く教会へ行って、呪いを解くんだ!割とマジで。
フリースローの確率までかなり落ちてるのは、凄く気になるんだけど、どこかケガしてるのでは・・・?
ここまでシュートタッチが落ちていると、個人の問題な気がするので、何とか修正してもらいたいところ。流石に、ずっとこの調子じゃないと思うけど。
スリーが入らないハーデン
ハーデンは謎のスランプ。ウェストブルック加入に関係なく、今まで通り、1vs1仕掛けてからのステップバックスリーを打ってるんですが・・・。
ちなみに、ハーデンの2P%は、57.1%。昨シーズンが52.8%なので、2P%は上がっています。しかも、FT%は95.1%という高確率。
ということで、全てのシュートに苦しんではいないハーデン。本当にスリーだけが入らない。どう見ても呪われている(汗)
でも、このままだと、「ステップバックスリーの入らない髭は、ただの髭だ。」とか言われてしまうぜ!(←言われない)
ちなみに、今シーズンにおける、ハーデンのシュート別スリー成功率はこちら。
■ハーデンのシュート別スリー成功率(1試合平均)
プルアップ:19.7% (2.2/12.2)
キャッチ&シュート:37.5% (0.6/1.6)
げっ、プルアップスリーの確率低すぎ!?昨シーズンにおけるウェストブルックのプルアップスリー(26.4%)より確率低いよ(驚愕)
ちなみに、今シーズンにおける、ウェストブルックのシュート別スリー成功率はこちら。
■ウェストブルックのシュート別スリー成功率(1試合平均)
プルアップ:41.7% (1.0/2.4)
キャッチ&シュート:10.0% (0.2/2.0)
目を疑いました(苦笑) 今シーズンのプルアップスリー、成功率高すぎ!?何で、キャッチ&シュートのスリーが成功率こんなに低いんだよ(汗)
普通は、キャッチ&シュートのスリーの方が成功率高いのに・・・。色々と解せぬ。
話を戻しますが、ステップバックスリーは、プルアップスリーに含まれます。なので、今シーズンにおける、ハーデンのステップバックスリーは、確率が低いことを意味します。
とりあえず、調子戻るまでは、ステップバックスリーの本数は減らしてほしいところ。もっとハーデンにキャッチ&シュートでスリー打たすことができればいいんだけど・・・。
ハーデンにしろ、ゴードンにしろ、ウェストブルックからのドライブ&キックアウトパスを受けてのスリーって言っていない気がする。
以前書いたけど、去年にウェストブルックがポール・ジョージにスリーを打たせたようなオフェンスをすればいいのになと思ったり。大人の事情で、禁止されているのか!?
ということで、現時点でのロケッツの大きな課題は、この3つ。
- 相手の3P%を低くする
- 相手の3PAを少なくする
- ハーデンとゴードンの3P%を上げる
ロケッツには細かい課題もあるけど、まずは上記3つの課題を何とかしないと、今後が大変なので、何とか修正してもらいたいところ。まだ5試合しか経っていないので、まだまだ立て直せるはず!
・・・やっぱり、今年もバズデリックを呼び戻そうぜ!
・・・ダメ?ですよねー(苦笑)
はじめまして。
ラスがKDと兄弟みたいな間柄だと言っていた頃からのラスファンで、ずっとラス=サンダーを応援してましたがラスがロケッツに行ってしまったので、まだメンバーの特徴も掴めないままロケッツ応援してます。頑張ってるアダムスやシュルーダー、ベンチで応援してるロバーソン見てサンダーを見るととても切なくなったりしてます。
自分と似た印象のRSWBO様のサイトを見つけたので、突然にメールさせていただきました。
どうしても意見がお聞きしたいのです。
ロケッツに行ったラスはやっぱりラスで、台風の目になるし影響力が凄いです。皆を引っ張っていく力は凄いと思うのですが、今期始まってまだ数ゲームで焦りすぎかもしれませんが、ロケッツの不調をどう思われますか?単にゴードン、セフォローシャが不調なだけでしょうか。ハーデンのムラもどう思いますか?私はカペラがラスの呼吸とあっていないと思うし、ゴードンが何もできていないと思っています。でもラスが入ってから勝ち越してもギリギリ、勝率で言えば酷いものだと思っています。ヒートに大敗、挙句今日の欠場。ダントー二、ラス、ハーデンはどのように思っているのか。
誰かがTwitterでラスをトレードか?と酷評していました。
ラスがいるとロケッツが勝てないなどとロケッツファンに思われたくないのですがどう思われますか?なんというか、あのラスが欠場したことにショックを隠しきれません。
もし良ければご意見お聞かせいただけたら嬉しいです。
はじめまして!
コメント、ありがとうございます!
ロケッツの不調ですが、
チームディフェンスを早めに立て直さないと、マズいと思っています。
良いオフェンスは、良いディフェンスから始まることが多いので、
まずは、ディフェンスを立て直していけば、
おのずとロケッツのシューター陣のシュートが入るようになるのではないかと考えてます。
やはりシュートは水物ですし、
ディフェンスが弱いチームは、プレーオフで勝てませんから・・・。
ゴードンの不調は、思っていた以上に深刻です。
原因が何なのか分かりませんが、何かしら手を打たないとマズいでしょうね。
ゴードンが苦しんでいる今、他にステップアップできる選手が出てきてくれるのが理想です。
ちなみにですが、ラスとカペラは、相性良いと思ってます。
アダムスと比較すると、勿論まだまだなのは仕方ありませんが、
ラスと共に走ってくれるし、時間が経てば、連携も良くなるではないかと。
欲を言えば、ラスがボール持った時に、
もっとスクリーンに来てくれるといいかなと。
欠場に関しては、休養が理由でしたが、
プレシーズンでケガした指もまだ直ってなさそうなので、休んでよかったと思います。
ちなみにですが、ちゃんと試合見てるロケッツファンの方々は、
ラスのせいで、ロケッツが不調とは思っていないと思います。
不調の原因であるチームディフェンス崩壊についてはと、
ディフェンス専門コーチのバズデリックがいなくなったことが、
やはり大きいのではないかと思います。
チームディフェンスが崩壊してるのは、ラスのせいとは一概には言えませんので。
ディフェンスに関しては、コーチ陣の責任もあるかと。
ダラダラと長くなってしまって、すみませんm(_ _)m
ラスはトリフプルダブルはもうねらってないんですか?
コメント、ありがとうございます!
返信遅れて、すみません。
基本的には、狙っていないと思います。
ただ、試合中にトリプルダブルになりそうなスタッツになったら、
狙いにいく可能性はありますが(苦笑)